フレクイック工法Q&A

Q-1:今までにどのような事例に適用し、どのような事例で成功しているか。
Q-2: 他の漏水対策工法との比較での特長は、どのような点か。
Q-3: 一時的な漏水対策か、それとも長期間の効果を望めるのか。また、その理由を分かりやすく説明して欲しい。
Q-4: 漏水には程度があるが、どのような漏水に適用できるのか。成功事例を説明して欲しい。
Q-5: 地下水等への悪影響(毒性)はないか。それについての公の検査結果はあるのか。
Q-6: 現在抱えている問題に対して適用した場合、工事費はどの程度かかるのか。
Q-7:工期はどの程度かかるのか。
Q-8: 実際に発注するとすれば、どのような手順で進めるのか。

Q-1
今までにどのような事例に適用し、どのような事例で成功しているか。
A-1
  • トンネル、共同溝等地下水位下にある土中コンクリート構造物からの止水。
  • 耐薬品性、耐熱耐寒性を求められる場所での止水。
  • 耐薬品性に優れ、主成分に毒劇物を含まない。(動物試験、JIS試験結果)
  • コンクリート面からの漏水が顕著な場合や伸縮目地からの漏水。(コンクリート面が湿潤状態さらに漏水が吹き出している状態でも可能)
  • ひびわれ幅としては、0.5mm〜5mm程度に適しています。
  • 交通荷重等により絶えず振動している箇所での止水。(変形追随性に優れる)
  • 逆に、次のような箇所では不適です。
  • 地上構造物等、通常は乾燥状態にあるひび割れ、目地の補修。
  • 薄いコンクリート壁面(10cm以下)での止水。
  • 0.5mm程度以下の軽微なひび割れでは、従来の充填工法で止水可能であり、材料単価が高価な本工法は不適です。
    あくまでも止水工法であり、補修後の強度増加を求める箇所には不適です。
Q-2
他の漏水対策工法との比較での特長は、どのような点か。
A-2
  • 漏水箇所箇所のVカット充填工法での事前のはつり作業が不要であり、産業副産物が発生せず、環境に優しい工法です。
  • 他の充填工法、注入工法は止水剤の接着力により止水するため、収縮・膨張、振動に対する変形追随性が劣っています。本工法の止水剤は、アクリル系高分子材料を使用しており、硬化物は弾力性、水膨張性のある親水性ゲルで、密着力により止水するため、変形追随性を有しています。
  • 現在までの施工実績では再漏水を起こした箇所はありませんが、仮に再漏水した場合でも補修後の再注入が可能です。(従来工法では困難)従って、二次補修の手間が省け、ライフサイクルコストの向上が図れます。
Q-3
一時的な漏水対策か、それとも長期間の効果を望めるのか。また、その理由を分かりやすく説明して欲しい。
A-3
  • 長期的な止水効果が望める工法です。
  • 本工法は平成10年頃から施工実績が増ましたが、現状では再漏水した事がほとんどありません。
  • その理由は、Q-1でもふれましたがコンクリートに含まれるアルカリ、また酸、浸食性地下水による耐久性に優れています。また、−20°Cでも凍結せず100°Cでも亀裂が発生しないことを室内試験で確認しており、耐寒・耐熱性に優れています。
  • さらに、Q-2でも述べましたが、変形追随性に優れているため、コンクリートの乾燥収縮、交通荷重による振動変形に十分追随します。
Q-4
漏水には程度があるが、どのような漏水に適用できるのか。成功事例を説明して欲しい。
A-4
  • 極端な例としては、配水ピット等から吹き出ているものも止水したケースがあります。
  • 従って、一般的なコンクリート構造物のひびわれ、目地から漏水している箇所の止水であればほとんどの場合止水可能と言えます。
Q-5
地下水等への悪影響(毒性)はないか。それについての公の検査結果はあるのか。
使用薬品の主成分は何か。
A-5
  • 止水剤については、OECD化学物質毒性指針、JISKO:1998「工場排水試験方法」、その他JIS試験により止水剤の安全性を確認しています。 (試験結果あり)
  • 止水剤の主成分は、アクリル系モノマーで、pH10程度のアルカリ性です。
Q-6
現在抱えている問題に対して適用した場合、工事費はどの程度かかるのか。
A-6
  • 1例として、コンクリート壁厚30cmの壁面クラック漏水の場合の工事費は、32,000円/mほどです。
  • 上記工事費は、材料費、労務費、機械器具損料を含んでいます。
  • 積算基準については、フレクイック工法-技術・積算資料(フレクイック工法研究会編)で標準歩掛かりを作成してます。過去の施工実績から洞道目地部の漏水補修歩掛かりも作成しています。
Q-7
工期はどの程度かかるのか。
A-7
  • Q-6の例では、8m/日程度です。洞道目地部では5m/日程度です。
Q-8
実際に発注するとすれば、どのような手順で進めるのか。
A-8
  • まずは漏水箇所の状況、漏水原因、止水目的を把握する事が必要です。
  • 本工法は従来の注入工法に比べ、材料費が高価であるため軽微なクラック漏水まで使用すると経済性で他工法に劣ります。漏水が顕著で確実に止水すべき箇所への採用が好ましいと思います。
  • 事前調査結果を実施し、補修目的に応じた工法を選択後、他工法との併用が好ましいと考えます。
  • 注入剤、注入機が一体となった施工システムであり、他工法と併用しても特別な仮設は不要です。
  • Q-6でも述べましたが、過去の実績からフレクイック工法-技術・積算資料(フレクイツク工法研究会編)で積算技準、施工手順、施工計画書作成方法を明記しております。

 
以上がおもなフレクイック工法のQ&Aについてですが、フレクイック工法研究会ではその他の質問にもお答えすべく、工法研究会事務局に技術営業委員会を設けています。委員会では、その他本工法の技術改良も積極的に進めています。
 
 
お問い合せは事務局へ▲

 

ページトップへ↑